村上大祐市長(左)に家系図手渡した吉村昌史さん(左から2人目)=嬉野市のチャオシル

うれしの茶の祖、新兵衛らについて記述した吉村家の家系図

村上大祐市長(左)に家系図を手渡す吉村昌史さん=嬉野市のチャオシル

 「うれしの茶」の祖として知られる吉村新兵衛(1603~1657年)の末裔まつ・えいの一人となる吉村昌史さん(43)=鹿島市=が、代々伝わる家系図を嬉野市の「うれしの茶交流館チャオシル」に寄贈した。今後展示される予定で、昌史さんは「いろいろな人に見てもらい、時代を感じ、いにしえに思いをはせてもらえれば」と期待を込める。

 家系図は昌史さんの祖父が生まれた家に保管され、同様の内容が記された2通のうちの1通となる。新兵衛や、その父の佐賀藩士大串太郎右衛門らについて記述されている。一部破損しているが、昌史さんの高祖父で江戸時代末期ごろに生まれた賀忠までの記録が確認されている。

 贈呈式が18日、チャオシルの新兵衛の功績などを紹介する展示室で開かれた。村上大祐市長は「茶産業はコロナ禍で危機にあるが、原点に返って先人の思いを考え、産地再生のきっかけをつかむことが重要。家系図が大きな示唆を与えてくれる兆しと考えたい」とお礼を述べた。

 また2018年4月にオープンしたチャオシルは10日に入館者数5万人を達成した。寄贈の相談に訪れた昌史さんと子どもたちが偶然、5万人目となり、全国茶品評会の受賞茶など記念品が贈られた。「連絡して訪れた訳ではなかったので、信じられない気持ち」と茶を通じた縁に驚いていた。(古賀真理子)

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