SNSを使って発信するとともに、市民とのやりとりにも活用していきたいという井上裕文議員

 32人-。私が2013年9月に開設したツイッターのフォロワー数(3月末現在)だ。国会議員で一番多いという河野太郎行政改革担当相の230万人超には遠く及ばないが、唐津市民らと直接やりとりできることに記者時代とは違った充実感を味わっている。

 大学卒業後、新聞と通信社の記者として東京や名古屋など各地を転々とした。多くの人にニュースを伝える仕事にはやりがいがあったが、廃れつつある故郷の活性化を目指し、昨年9月にUターンして今年1月投開票の市議選に出馬、2280票を集めて当選した。3月の定例議会では、市長や市幹部に対して市政に関する説明や報告を求めたり、疑問を投げかけたりする一般質問に挑んだ。主なテーマは選挙戦で訴えた人口減少対策だ。

 多くの自治体にとって打開策がない問題だけに初の一般質問では見送るつもりだったが、有権者に申し訳が立たないと再考した。本番では緊張のあまり声が上ずり、早口になったものの、思いを伝えた。

 ツイッターのフォロワー数は少ないが、一人一人とつながっている感覚だ。3月、大学進学のため唐津からの上京を控えた男性フォロワーの「あいち先輩」が「マジで楽しみ」と投稿していたのを読み、激励のメッセージを送った。感謝の返事に対し「(彼が)自信を持って唐津出身ですと言えるように頑張ります」と応じた。

 いつか唐津に帰省してきた若者と地方都市の将来を語り合いたい。そんなことを考えながら議員活動に励んでいる。 

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 議員の日常活動や思いを通して、自分たちが住むまちの行政や議会への関心を高めてもらおうという企画です。

 1月の唐津市議選で初当選した6人の新人議員が交代で執筆します。毎月第4木曜日に掲載、次回は5月27日です。

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