会員と一緒に創作を続ける思いがつづられた作品

展示作品には、新型コロナウイルスの影響を表現した絵手紙が目立った

自身の思いを素直に表現した作品

「心いっぱい絵手紙展」と題して、作品展を開いている野菊の会の会員たち=小城市のゆめぷらっと小城

 小城市の絵手紙愛好家でつくる「野菊の会」の作品展が、小城町のゆめぷらっと小城で開かれている。家族や大切な人に寄せた温かい言葉に春の草花の絵が色鮮やかに添えられた作品が並ぶ。25日までで、観覧無料。

 離れて暮らす孫や長年連れ添う夫に寄せた絵手紙に加え、新型コロナの影響で変化した暮らしぶりを表現した作品が目立つ。遠方の家族から母の日に贈られたカーネーションを描いた絵手紙には、「いつまでも元気でと願うばかり」という文章が添えられている。

 感染防止のため高齢者施設にいる夫と会えずに嘆く友人の心境を短い歌にしたものもある。病気で動かなくなった右手の代わりに左手で仕上げた会員は作品に「絵手紙は心のリハビリ」との言葉をつづる。

 作品展は2000年の発足以降、2年に1回のペースで開いている。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止になり、3年ぶりとなった。60~80代の会員女性19人が描いた絵手紙を中心に、大小約300点を飾る。会員たちは教室(月2回)で学び、市内の1人暮らしのお年寄りに絵手紙を贈る活動も続けている。(谷口大輔)

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