看護師(左)から新型コロナウイルスワクチンの薬剤調整の手順を学ぶ薬剤師=佐賀市の佐賀県薬剤師会館

 新型コロナワクチンの集団接種の準備をサポートする佐賀市薬剤師会(田中須磨代会長)が19日夜、研修会を本庄町の県薬剤師会館で開いた。市内の保険薬局に勤務する薬剤師ら約20人が薬剤の調製、注射器の使い方などを確認した。

 市によると、集団接種は6月下旬を予定し、約2万8千回分を準備する必要がある。看護師だけでは人手が足りないとみて、市と市医師会が市薬剤師会に協力を求めた。

 市薬剤師会と市、富士大和温泉病院が共催した研修会では、同病院の看護師の納富理恵さんらが講師を務めた。薬に見立てた液体に生理食塩水を入れて4倍に希釈し、注射器に詰める過程を実演した。消毒の徹底や劣化防止の遮光袋をかぶせるなどの注意点を強調した。参加者は実際に取り組み、熱心に質問していた。

 兵庫町の薬局に勤める山口貴広さん(30)は「注射器を扱うのは学生のとき以来。正確な分量の薬を入れて、空気を抜くのが難しい。本番に向け、しっかり復習したい」と述べた。研修会は22日にも予定され、市薬剤師会の田中会長は「縁の下の力持ちとして役に立てるようにしたい」と話した。(大田浩司)

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