創意工夫功労者賞の表彰状を受け取った受賞者=佐賀市の県庁

 技術改良などによって職場の技術進歩や課題解決に貢献した個人・団体を文部科学大臣が表彰する「創意工夫功労者賞」に、佐賀県内からSUS九州事業所(鳥栖市)の武藤健さん(44)ら5人が選ばれた。腰痛などの負担軽減や作業効率の向上などにつながるアイデアが評価された。

 武藤さんは、製品の梱包(こんぽう)作業で使う梱包材(ストレッチフィルム)のホルダーを新たに考案。アルミ素材を使って約700グラムと軽量化し、ホルダーの長さの調節も可能にした。ホルダーの導入で楽な姿勢で作業ができるようになったほか、2人での作業が1人で行えるようになったことで、腰痛など体の負担を軽減し、作業時間を1カ月あたり約60~70%短縮させた。

 16日に佐賀県庁で伝達式があり、県産業労働部の寺島克敏部長が受賞者一人一人に表彰状を手渡した。武藤さんは「会社として初めての受賞で光栄に思う。今後も技術や知識を後輩たちに引き継いでいきたい」と話した。(中島佑子)

 他の受賞者と業績は次の通り(敬称略)

 石橋忠直(小糸九州、佐賀市)「ネジ定量取り出し装置の考案」▽萩原渉(同)「塗装ガンブラケット段替え工数改善」▽多良武(トヨタ紡織九州、神埼市)「製品自動載せ替え搬送装置の考案」▽西川純陽(同)「クリップ定数取り出し治具の考案」

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