短歌結社かささぎ社(松尾純人代表)が歌誌『かささぎ』4月号を発刊した。

 誌上短歌会は岩永姜子さん「ネジ巻けば語るがごとく秒刻む父の形見の懐中時計」が最高点、渕登代子さん「在りし日の母の使いし無水鍋断捨離できずまたしまいけり」が次点だった。

 一首選は大坪伸子さんが岸川敦子さん「航空機の座席部品を組立てる工員さんの手捌き見つつ」、廣澤益次郎さんが岸川さんの「学校の廊下より見し西空にきのこ雲あり新型爆弾なりと」、北祐二郎さんが渕さん「新嘗祭宮司の祝詞おごそかに深き木立に吸い込まれゆく」を選んだ。(花木芙美)

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