2019年の秋季釈菜以来、1年半ぶりに披露された「釈菜の舞」。東原庠舎西渓校の生徒たちが受け継いでいる=多久市の多久聖廟周辺

新型コロナウイルスの感染予防で昨年に続き、簡略化した形式で開かれた春季釈菜=多久市の多久聖廟

中国式の太鼓「腰鼓」を発表した東原庠舎西渓校の児童たち=多久市の多久聖廟周辺

 佐賀県多久市にある国重要文化財の多久聖廟(せいびょう)で18日、伝統行事の春季釈菜(せきさい)が開かれた。新型コロナウイルスの感染予防のため、昨年に続いて儀式を簡略化して実施した。

 聖廟に祭られている孔子像に供え物をささげる儀式で、1708(宝永5)年の創建以来、春と秋の年2回開かれている。江戸時代に佐賀城内の多久屋敷が焼失した際などに簡略化した形式にならい、今回も執事などの人数を減らして開いた。密集を避けるため雅楽の生演奏も取りやめた。

 釈菜に合わせて地元の小中学生が発表している中国式の舞踊と太鼓、唱歌は近くの広場に場所を移して1年半ぶりに披露された。見守った父母たちがカメラを向け、新緑が美しい風景と一緒に写真に収めていた。(谷口大輔)

このエントリーをはてなブックマークに追加