「有田焼を楽しむ食卓とレシピ」を親子で企画した蒲地亜紗さん=有田町赤坂の賞美堂本店

 伝統文様が施された有田焼の器の使い方と、料理のレシピを併せて紹介した実用書が出版された。特別な日に使いがちな器をもっと気軽に食卓に乗せてほしいと、有田町の老舗陶磁器商社「賞美堂本店」が企画。器に使われた色をベースに構成するテーブルコーディネート31例を掲載している。

 伝統文様の有田焼は、金彩が施されるなど豪華で使われている色数も多い。そのため「日常使いの仕方が分からず、正月だけ出している」「柄物は難しい」「うちの雰囲気に合うのか」といった声があった。有田陶器市で料理を盛り付けた器の写真を置くと、使う様子をイメージしてもらえたこともあり、同社で1年半前から構想を練った。

 『有田焼を愉しむ食卓とレシピ』は、和、洋、多国籍、スイーツの計31シーンと計97レシピを紹介。「だれにでも楽しんでもらえるよう、器の文様の色を基本にした分かりやすいコーディネートを提案した」と、蒲地桃子社長と親子で企画した後継者の亜紗さん。例えば、青、赤、ピンクが使われていれば、青のクロス、赤の漆器、ピンクはタイの昆布締めを合わせた。

 A4判135ページ、1800円(税抜き)。ジャパンテーブルコーディネート協会が監修、レシピを担った。スイーツは、パリなどで活躍する佐藤亮太郎シェフもレシピを提供している。

 賞美堂本店アリタセラ店や書店、オンライン書店で販売している。(古賀真理子)

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