それぞれの活動や体験を通して、健康や長寿について語る鎌田實さん(右)とさだまさしさん=佐賀市文化会館

 佐賀新聞で「健康長寿県 佐賀をめざして」を連載中の医師で作家の鎌田實さんが17日、佐賀市文化会館で講演した。新型コロナウイルスの感染拡大長期化で懸念される心と体の健康問題の予防法について解説した。親交のある歌手さだまさしさんも特別ゲストとして登場し、代表曲を披露した。

 鎌田さんは新型コロナによる生活様式の変化から、感情などを調整する脳の前頭前野の機能が低下し、認知症につながる恐れがあることを指摘した。予防法として体を動かしながら頭を使う運動「コグニサイズ」を例示。1~30と数えながら、左右の足を踏み出して戻すという動きを繰り返し、3の倍数で手をたたく動きを来場者と実践し、「少し間違うくらいのスピードで動くと効果がある」と呼び掛けた。

 鎌田さんは、さださんが設立した「風に立つライオン基金」の評議員を務め、長年の親交がある。さださんは、新型コロナの流行を受け、介護施設への医師派遣などの活動に取り組んでいることを紹介。「案山子(かかし)」や「風に立つライオン」などのヒット曲を披露し、巧みな話術で会場を笑いに包んだ。

 イベントは、健康長寿日本一の佐賀県を目指し、鎌田さんとミズ・溝上薬局が共同で実践する「鎌田實のがんばらない健康長寿実践塾」の一環で開いた。新型コロナ対策として二部制で実施し、合わせて約1800人が聴講した。(松岡蒼大)

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