佐賀県沖の有明海で養殖されたノリの今季最終(9回目)の入札会が16日開かれ、今季の販売実績がまとまった。販売枚数は17億7059万枚で昨季を上回ったものの、販売額は200億4408万円となり、昨季より19%減少した。新型コロナウイルスによる消費低迷で平均単価が落ち込んだことが響いた。

 他産地と数字が開いており、18季連続の生産量、販売額日本一は既に確実にしている。販売額200億円達成は2014年から7季連続。県有明海漁協は「コロナの逆風の中、どうにか大台に乗せることができた」としている。

 販売額は、需要の高まりから過去3番目に高かった昨シーズンより約46億円少なく、漁協の目標235億円には届かなかった。平均単価は昨季より約3円安い11円32銭。新型コロナの影響でコンビニのおにぎり販売が減り、インバウンド需要の低下も影響した。販売枚数は昨季より約5200万枚多かった。

 県有明海漁協によると、秋芽は平均してよかったが、冷凍期に水温が高く、小雨で栄養塩不足に悩まされた。品質もよくなく、ノリの色落ちで西南部の不振が目立つなど地域差も大きかった。

 この日の販売枚数は168万枚で、販売額は964万円。平均単価は5円74銭だった。出品量が少ないことから入札会は福岡県と合同で柳川市で開いた。(宮里光)

このエントリーをはてなブックマークに追加