オキナグサを観察する参加者=基山町の基山山頂

 希少な「オキナグサ」が自生する基山町の基山(きざん)山頂で14日、保護を目指す団体の準備会が開かれた。町内のボランティアや行政職員ら33人が現地調査を行い、団体設立に向けた役員案や規約案などを決定した。

 オキナグサはキンポウゲ科の多年草で、日当たりの良い草原などに生える。花が咲いた後にできる種に細く白い毛が付いているのが特徴で、山野草として人気が高い。佐賀県内で自生しているのは基山山頂付近だけとみられていて、保護の必要性が高まっている。

 団体の設立は、10年以上にわたって基山のオキナグサの保護に携わってきた五十嵐賢さん(77)=福岡県筑紫野市=らの呼び掛けに、町関係者やボランティア有志らが応えて実現した。

 現地調査では五十嵐さんらが柵で囲って保護している自生地を案内し、「柵で保護したことで株数が10倍程度に増えた」などと説明した。団体設立に向けた準備会では、団体の名称を「きざんオキナグサ保存会」にする案や役員案などを申し合わせた。

 団体は早ければ5月にも設立総会を経て正式に発足する。オキナグサ以外の絶滅の恐れがある植物の保護にも取り組む。五十嵐さんは「これまで数人で活動していたが限界が近づいていた。今後は地元の人たちと協力しながら保護活動に取り組みたい」と話した。(瀬戸健太郎)

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