海外や生き物を描いた温かな作品が並ぶ=佐賀市の佐賀玉屋南館5階

 洋画家荒木淳一さん(65)=埼玉県=の個展が佐賀市の佐賀玉屋で開かれている。温かみのあるヨーロッパの風景や愛らしい猫を描いた作品が訪れた人たちを和ませている。19日まで。

 新型コロナウイルスの影響で、荒木さんは長年題材にしてきたヨーロッパの街並みを描く機会が少なくなった。「代わりに自宅の庭で育てた花や、猫といった身近な素材を描くようになった」と話す。

 猫がくつろいだ表情で毛づくろいをしたり、昼寝をしたりしている作品が展示され、柔らかな毛並みとともに優しい色合いで描かれている。「フィレンツェ遠望」はうっそうと茂る木々の奥に鮮やかなオレンジの街並みが映える。「黒猫のいる風景・グラナダ」は、緑を帯びる月夜に浮かぶ丸い黄色い月、赤い車、ぽつんと背を向けた黒猫のほどよい距離感から澄んだ空気が漂う。

 荒木さんは17、18の両日は会場にいる予定で、「生き物や植物といった新しいテーマを見てほしい」と話す。(福本真理)

 

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