県畜産課副課長の西大輔氏

 昨秋以降、全国で猛威を振るった高病原性鳥インフルエンザ。予防のために県が養鶏農家に出した消毒命令が2度の延長の末、3月31日で終了した。国内では3月中旬以降、発生例はなく、何とか山を超えた状況。農家への消石灰配布などに追われた県畜産課の西大輔副課長(50)は「自分の鶏舎で発生しないか、みなさん神経をとがらせていた。大変だったと思う」と語り、農家の協力に感謝する。

 昨年11月に香川県で発生した鳥インフルエンザは、18県52例と過去にない規模で全国に広がった。県は発生後すぐ消毒用の消石灰を緊急配布した。感染は九州でも福岡、宮崎、大分、鹿児島に広がり、12月15日に農家への消毒命令を出し、消石灰もあと2回配布した。

 県内では2015年1月に西松浦郡有田町で、2017年2月には杵島郡江北町で鳥インフルエンザが発生している。西副課長は「この2回の経験もあり、佐賀の農家のみなさんは、予防への意識が高いと感じた」という。ウイルスは野鳥が持ち込むため、北帰行の鶴の数を常にチェックしていたといい、「100%大丈夫ということはないので、農家のみなさんには、警戒は怠らずにいてほしい」と呼びかけた。

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