移転した「おもやい」の事務所とスタッフ=武雄市北方町志久

 2019年の佐賀豪雨を機にボランティアセンターの運営や被災者支援に取り組んでいる武雄市の一般社団法人「おもやい」が事務所を移転した。新たな拠点ができたことで、防災を通じたまちづくりや啓発など活動の充実につなげる。

 武雄市から無償で借りていた北方町の旧北方幼稚園が国道整備用地になっているため、同町志久の国道34号沿いに移転した。井手ちゃんぽんの西隣の歯科医院だった建物を事務所にしている。

 常駐スタッフは4人。佐賀豪雨の復旧支援をはじめ、被災者から当時の状況や行動を聞き取ったり連絡網を整えたりして地域事情に応じた防災のまちづくりを推進している。各種イベントの中で防災意識を高める活動も展開する。

 新たな取り組みとして防災グッズの説明やビニール袋を使った調理、水害後の片付けの対応などをテーマにした出前講座を行う。また、食品ロスをなくして生活困窮対策にもつなげる活動も考えている。

 鈴木隆太代表は「復旧支援で得た縁を大切にしながら、地域に必要な活動を続けていきたい。気軽に訪ねてほしい」と呼び掛ける。問い合わせは電話0954(33)0444。(小野靖久)

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