20日から煙突の撤去工事が再開される九州電力旧唐津発電所=唐津市二タ子

 九州電力は15日、旧唐津発電所(唐津市二タ子)の煙突撤去工事を20日から再開すると発表した。今年2月の転落死亡事故を受けて中断していたが、再発防止策が整ったと説明した。8月ごろまでに工事を終える見通し。

 九電などの調査によると、請負会社の男性(36)が転落したのは、高さ約40メートルの作業場の開口部。男性は安全帯を使用しておらず、九電と請負会社の間で、安全帯を使用する場所についての認識に違いがあったことなどが転落原因としている。

 再発防止策として、煙突に上る際は安全帯の使用を徹底し、図や写真などを用いた具体的な手順を全作業員で共有するとした。今後、安全帯を掛ける手すりを増やすなどの安全対策を実施する。

 煙突撤去工事は昨年4月から本格的に始まり、当初は今年3月に完了する予定だった。昨年7月には九電の男性社員が転落死し、2カ月中断していた。これまでに2人が亡くなっており、九電は「安全対策に全力を挙げる」とコメントした。(中村健人)

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