シオマネキを塩で熟成させた珍味「蟹漬(がんづけ)」について、「手作りの道具を使って捕まえる」などと説明する竹下商店の三木雄太専務(左)=佐賀市の県庁

 佐賀市の老舗食品メーカーが自社商品や取り組みを紹介するイベント「逸品一会」が9日、佐賀市の県庁地下「SAGA CHIKA(サガチカ)」で開かれた。4社がブースを構え、県庁職員や市民に郷土の味の魅力を発信した。

 鶴屋菓子舗、丸秀醤油、竹下商店、三福海苔の4社が出展、試食提供とともに商品に込めた思いを説明した。

 竹下商店は、有明海のシオマネキを塩で熟成させた珍味「蟹漬(がんづけ)」を紹介。三木雄太専務は「高齢化でシオマネキを捕る人が少なくなっている。道具を手作りして自分たちで捕り、伝統の味を継承したい」と話した。

 香り高いとされる抽出直後のしょうゆや生ノリなど食べる機会が少ない食材もあり、来場者は「味が濃くておいしい」などと話していた。自家製のあんとバターを挟んだもなかを試食した職員は「塩がかかっていてあんこが苦手だったけれど食べやすい」と食べ進めていた。

 イベントは、老舗食品メーカーの若手後継者でつくる「佐賀逸品会青年部」が取り組む事業の一環。サガチカのカフェを運営するサードプレイスが主催し、今回で2回目。(中島佑子)

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