繊細な水彩画や妄想と現実を織り交ぜた独創的な世界観の絵画が並ぶ=佐賀市の佐賀玉屋

 国内外の風景や動物などを描く画家秋満亘さん(48)=福岡市=の絵画展が、佐賀市の佐賀玉屋で開かれている。生き物と風景を組み合わせた独創的な世界観の作品など約40点が並ぶ。

 どんよりとした夜明け前のロンドンの街並みの上空を、光輝く天使が飛び交う-。「現実と妄想のはざまを思い始めた」と描き始めた「Life is beautiful」シリーズ。うっそうと生い茂る森の中を歩く子どもが天使を見つける水彩画は、光が満ち足りた柔らかな色合い。「日常生活に天使がいてもいいんじゃない」。そんな妄想と現実を織り交ぜながら描いている。

 帽子から赤い空気が流れ出るような作品は、頭の中の考え事と妄想が構築され、年数を重ねる様(さま)を描いた水彩画。油彩は感情や風景といったさまざまなものがうごめく様子を多彩な色合いで描き、エッジの効いた黒い線を入れるなどしてバランスを取る。

 水彩では犬や猫など生き物たちの愛らしい様子も描く。会場では、作品の制作依頼も受け付けているという。秋満さんは「優しさや面白さも取り込めるのが絵の良さ。ぜひ見てほしい」と来場を呼び掛ける。(福本真理)

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