「うれしの茶」の新茶が並ぶ初入札会会場。平均単価は昨年を上回った=嬉野市の西九州茶農業協同組合連合会

 佐賀、長崎両県で生産されている「うれしの茶」の新茶初入札会が10日、嬉野市の西九州茶農業協同組合連合会(茶連)で開かれた。春先に暖かい日が続いて順調に生育し、最高値は1キロ5万3千円で、過去最高だった昨年を千円更新した。平均単価は前年比229円増の5300円だった。

 嬉野市や長崎県東彼杵町など4市町の19農家が早生品種「サエミドリ」などを出荷。上場点数118点、計3210キロが出品され、29社の茶商が茶葉の形状や香りなどを確かめた。コロナ禍のため、昨年に続いて1商社当たりの入場者数を2人に制限するなど規模を縮小して開いた。

 茶連生産販売課の小田昭徳課長は「ことしはいい生育が見られ、昨年より3日早い初入札となった。緑が濃くて新芽は柔らかく、おいしいお茶ができている」と期待を寄せた。初入札の新茶は、1週間以内に店頭に並ぶという。一番茶の収穫のピークは今月下旬で、入札会は5月14日まで連日開く予定。

 昨年度は気象状況で生産量が減るなどしたが、本年度は取扱量1235トン、販売高16億4900万円を見込む。(古賀真理子)

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