審査員らの前で意見を発表する消防職員=佐賀市のグランデはがくれ

 第44回佐賀県消防職員意見発表会が9日、佐賀市で開かれた。県内五つの消防本部から選ばれた14人が火災や救急などの現場経験を基に意見や抱負を述べ、杵藤地区広域市町村圏組合消防本部の徳永陽介消防司令補(38)が最優秀賞に輝いた。

 職員の士気高揚や資質向上を目指して県消防長会が主催し、22歳から38歳までの若手職員がそれぞれSNS(会員制交流サイト)の活用やリモート講習の導入などを提案した。佐賀大理工学部の大串浩一郎教授ら5人が審査した。優秀賞には鳥栖・三養基地区消防事務組合消防本部の前田悠希消防司令補(37)、敢闘賞に唐津市消防本部の森田康史消防士(25)が選ばれた。

 徳永さんは救急要請で駆けつけた現場で自動体外式除細動器(AED)が活用されておらず、要救助者の心拍が戻らなかった経験を語った。救命率向上のために各事業所で「救急管理者」を選ぶことを薦め、救命講習を受けたり事故発生時の行動計画作成や応急手当訓練を主導したりする役割も示した。

 徳永さんは県代表として、4月28日に福岡県久留米市で開かれる九州大会に出場する。(花木芙美)

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