佐賀県が8日、県内の医療機関の職員が、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種後に新型コロナ感染が確認されたと発表したことを受け、感染症学が専門の青木洋介佐賀大医学部教授に話を聞いた。青木教授の談話は次の通り。
「ワクチン接種後、感染予防の効果が出るのは10~14日が経過してから」という海外の研究結果がある。接種から2週間以内なら感染する恐れがあるということで、今回のようなケースはワクチンの効果がないということにはならない。ワクチン接種は受けるべきで、接種後もこれまで通りマスク着用や手洗いの徹底、「密」を避けるなどの対策を続けることが必要だ。
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