佐賀県内の感染状況(2021年4月8日現在)

 佐賀県は8日、県内の医療機関の職員が、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種後に感染が確認されたと発表した。接種後の感染確認は県内で初めて。県は同日、新たに40~70代の男女4人の感染を確認したと発表した。

 県によると、医療機関の職員は50代女性で、3月18日に米ファイザー社のワクチンを接種した。29日に発熱の症状が出て、31日に陽性と診断された。

 ワクチン接種後に免疫を獲得する時期は10~14日後とされ、50代女性は接種から11日目に発症した。こうした点を踏まえ、県健康増進課の松﨑祐己副課長は「ワクチンの効果が十分に得られていたとは言えない。接種後に感染した可能性や、打つ前に感染していた可能性もある」とした。

 接種後の感染が確認されたことを受け、山口祥義知事は8日の新型コロナ対策本部会議で「ワクチンを打ってもすぐに生活の仕方を変えないように」と、接種後もマスク着用を徹底するなどの感染予防を求めた。

 首都圏1都3県と、緊急事態宣言に準じた対策ができる「まん延防止等重点措置」が適用されている大阪府、兵庫県に関しては、不要不急の往来や会食の自粛を求めた。山口知事は大阪府や兵庫県で感染者数が過去最多になった点を踏まえ「2桁になるまでしっかり(対策を)やってほしい。その前に解除すると、どうしてもこういったふうになる」と苦言を呈した。

 利用自粛を求めていたカラオケ喫茶は感染状況が落ち着いているとして、自粛を呼び掛ける項目から削除した。

 県は、前日に感染が分かった7人の概要も説明し、このうち佐賀市の40代男性は高校の教員で、同僚の教員の関連で検査を受けて陽性と判明した。この40代男性の関連で家族2人の感染も分かった。(岩本大志)

 8日に発表した感染者の内訳は次の通り。

 【唐津市】60代女性、70代男性2人【伊万里市】40代男性

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