無人田植え機のハンドルから両手を離し、無人で動いていることを示す佐賀農業高の生徒=白石町の佐賀農業高の実習田

無人田植え機のハンドルから両手を離し、無人で動いていることを示す佐賀農業高の生徒=白石町の佐賀農業高の実習田

加速や減速、前後進や植え付けが操作できるリモコン

無人田植え機のハンドルから両手を離し、無人で動いていることを示す佐賀農業高の生徒=白石町の佐賀農業高の実習田

 農業機械メーカーが開発した無人田植え機を使った田植えが6日、杵島郡白石町の佐賀農業高であった。衛星利用測位システム(GPS)で広さを把握した水田を軽快に走行、農作業の人手不足を補う「スマート農業」の一端に高校生たちが触れた。

 無人田植え機はクボタが昨秋に発売した。福岡九州クボタ白石営業所によると、全国で30機近く販売され、佐賀では同校が購入した。8条植え687万5千円で、有人より200万円近く高い。

 20アールの実習田で、クボタの担当者が農業科学科の3年生11人に仕組みを説明した。GPSに、地上に据える基準局の情報も加えて誤差を修正することや、まず人が運転して水田を1周回り、位置や広さを確認するマッピングを行うことなどを伝え、実践した。

 極早場米の七夕コシヒカリの苗を積んだ田植え機はリモコン操作で動き、「左に旋回します」「植え付けを開始します」と音声案内をしながら苗を植えた。

 手放しで運転席に乗って体感した生徒は「自動運転の時代を感じた。これからの農業が明るくなり、新規就農が増えれば」と話した。見学した若手農業者は「(箱に入れた苗を据え付ける)苗継ぎを簡素化できればさらに省力化できる」と期待した。(小野靖久)

 

農業機械メーカーが開発した無人田植え機で田植え、佐賀農業高(2021年4月6日)
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