トラック輸送の「標準的な運賃」の活用や長時間労働の改善などについて議論した県地方協議会=佐賀市の県トラック協会

 トラック輸送の労働環境の改善について意見を交わす佐賀県地方協議会(座長・荒牧軍治佐賀大名誉教授)がこのほど、佐賀市の県トラック協会で開かれた。昨年4月に国が示した「標準的な運賃」の活用や長時間労働の見直しなど、運送業者と荷主業者の双方で取り組むことを確認した。

 国土交通省によると、トラック運転手は他産業の平均より1、2割低い賃金で働いているという。標準的な運賃は、運賃の適正化で運転手の処遇改善や人材不足の解消を図る目的で告示された。運送事業者の委員は「荷主と双方で取り組まないと変わらない。話し合いながら、単価を上げる作業をしていかなければいけない」と述べた。長時間労働の改善についても、荷主の理解を得ながら出発から到着までの働き方を見直す必要性を強調した。

 協議会は、県内の運送業者や荷主企業、労働組合の代表者らで構成。今回は12回目で、新型コロナウイルスの影響で2カ月延期して3月23日に開催した。(中島佑子)

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