短歌結社「短歌文学会」(碇弘毅代表)が歌誌『姫由理』4月号を発刊した。

 競詠は江澤幸子さんが土井敏明さんの「山上の風強からむはらはらと黄葉ふりしく石仏の谷」、菖蒲敏子さんが多珂子さんの「薄鈍の天より舞ひくる初雪はふわりふわりと吾を吸い込む」を特選に選んだ。

 土井さんは「防人歌にひかれて」で、万葉集の防人歌118首から「我が妻も絵に描き取らむ暇もが旅行く我れは見つつ偲ばむ」などを選んで紹介。自身も「後ろ髪引かるる思ひ歌にせしあづまをのこの叫びは今も」など5首を詠んだ。(花木芙美)

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