三養基郡みやき町長選の投開票から一夜明け、報道各社のインタビューに答えた岡毅氏=5日、みやき町東尾の事務所

 三養基郡みやき町長選で初当選した新人の岡毅氏(50)は投開票から一夜明けた5日、佐賀新聞社などのインタビューに応じた。町財政の健全化や、6月にオープンする健康づくりの拠点施設「メディカルコミュニティみやき」の活用に取り組む姿勢を示した。(瀬戸健太郎)

 ■349票差で勝利した選挙を振り返っての感想は。

 ゼロからのスタートだった。僅差ではあるが、勝利は勝利と思っている。それだけ、みやき町の現状を憂いた人が上回ったということ。一方で、差が小さかったのは、現職の功績も計り知れないということ。しっかりと受け止めて、いいところは継続し、そうでないところは改めていく。

 ■町財政をどのようにしていくか。

 今すぐ財政がつぶれるとは思っていないが、今のままでは近い将来に厳しくなる。そういうことを見据え、財政の組み替えを行っていきたい。災害など不測の事態が起きても対応できるような財政にしていくことが、選挙戦での訴えを守ることになる。

 ■ふるさと納税をどう考えているか。

 制度としては否定しておらず、むしろ地方にとってはいい制度だと認識している。これからも重視していくつもりだし、その中で地場産品の育成にも取り組みたい。そして、寄付していただいた人たちに恥じないような使い道を考えたい。

 ■メディカルコミュニティみやきの活用策は。

 施設は出来上がっており、建設費の24億円はもう返ってこない。例えば健康づくりの施策を実施して医療費の削減につなげるなど、施設を活用しながら取り戻すしかない。(施設に入居する)契約事業者をフル活用し、多少の費用もかけながら、町民の健康につながるソフト事業などさまざまな手立てを考えたい。

 ■農業や商工業の支援策は。

 農業は町独自の支援事業がほとんどない。もっとできる部分はあると思うので、知恵を絞りたい。商工業への支援も同じ。創業支援など地域の人たちがチャレンジできるような体制をつくり、新たな業態・業種に取り組む人を支援することで活性化できると思う。

 ■子育て、教育施策は。

 子育てでは「ワンストップ」がキーワード。不妊で悩む方、妊娠中の方、乳幼児から就学前までの子どもがいる方が相談できる窓口を一本化する必要がある。専門家へのつなぎも実施したい。教育面では電子黒板などのハード面は先行していると思う。一方で先生の負荷は増している。負荷を減らしつつ、どのように本当の教育をしていくか、教育委員会とも協議しながら検討していきたい。

 ■今後4年間の抱負を。

 一からのスタートだと思っている。施策を軌道に乗せるまではそれなりに時間がかかると思うので、まずは土台づくりに力を入れたい。派手ではなくても揺るがないみやき町、住民に寄り添ったみやき町になるように心掛けていきたい。

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