柳本が青嶺中(伊万里市)時代に所属していたスイミングクラブ・ビート唐津(唐津市)で指導していた名古屋順一さん(46)は、五輪内定の一報に「おめでとうと声を掛けたい」と、喜びを語った。

 中学1年のころから指導しており、「速くなることにかなり貪欲だった」と振り返る。200メートル自由形のタイムも中学3年間で約10秒縮めた。新型コロナウイルスの影響で、進学先の日大豊山高(東京都)の寮が封鎖になった昨年2月からの2カ月間は、クラブのプールで練習を重ねた。技術はかなり進歩しており、名古屋さんは「メンタル面をアドバイスした」。

 この日のレースについては、同クラブや高校の先輩である吉田啓祐(日大=唐津市出身)が持つ同種目の高校記録を破れず「本人は(記録には)納得していないかもしれない」と推し量った。

 記録更新を狙っていた日本選手権。「五輪代表はそこまで考えていなかったと思う」。それでも、日本記録を更新した松本克央やリオ五輪金メダリストの萩野公介ら、実力者とともにメンバーに選ばれた。名古屋さんは「大先輩の背中を見て、まずは勉強してほしい。国際レースも初めてで、悔いのないよう力を出し切ってほしい」とエールを送った。(中村健人)

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