シャクナゲが満開となっている木原昭芳さんの自宅=佐賀市富士町

 佐賀新聞の読者文芸欄で俳句選者を務める佐賀市富士町の木原昭芳さん(75)の自宅で、約500本のシャクナゲが見頃を迎えている。今年は新型コロナウイルスを考慮して花を眺めながら句会をするのは控えた。友人らが咲き誇るシャクナゲを見に訪れている。

 木原さんは子どもの頃に父の進さん(享年99)と自生していたシャクナゲを増やし、自宅周辺や裏山の斜面一帯に植えた。毎年満開の時期には木原さんが指導する「富士俳句同好会」の会員が集まって俳句を詠んできたが、今回は見送った。

 俳句仲間や花の愛好者らが個人的に訪ねてきている。木原さんはシャクナゲをめでながら「父の好きな花だった」と振り返り、「山墓の父へ石楠花(しゃくなげ)供へけり」という句を自身の句集に収めた。

 濃いピンク色のつぼみは、花が開くごとに色が薄まるという。木原さんは「まだ少しつぼみが残る時期が最も見頃。色彩のグラデーションが楽しめます」と笑顔を見せた。(花木芙美)

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