川の水辺にすむ3羽のガチョウ=みやき町石井地区

川の水辺にすむ3羽のガチョウ=みやき町石井地区

橋の上からガチョウにエサを与える吉村哲雄区長=みやき町石井地区

仲の良い3羽も、時折オス同士が激しい争いを見せる=みやき町石井地区

 緑広がるのどかな地域に、ガァーガァーと甲高い鳴き声が響き渡る。みやき町石井地区を流れる寒水(しょうず)川に架かる橋の下に目を向けると、愛嬌(あいきょう)たっぷりな3羽のガチョウが水辺を歩き回っている。4年前、同地区の吉村哲雄区長(69)が地域の人たちの癒やしの存在になる願いを込めて飼い始めた。

 ガチョウは体長約80センチで、羽根は真っ白。黄色のくちばしの上にこぶがあるのが特徴で、飛ぶ力はほとんどない。オス2羽とメスが、川沿いの約200メートルを移動しながらすみかにしている。

 散歩中の人たちがガチョウの餌となる白菜や大根、パンなどを与えて世話している。吉村さんは30年前ほど前にもアヒルを20羽程度放し、地域を明るくする存在になっていた。「当時のように子どもから大人まで地域住民に見守られながらすくすくと育ってほしい」と話す。

 昨春に3羽が誕生して一時6羽になったが、ひなが小動物に襲われて再び成鳥だけになってしまった。吉村さんは「親子3代のガチョウになるのが夢」と語り、今年の繁殖期を心待ちにしている。(写真と文・鶴澤弘樹)

ガチョウ3羽、愛嬌たっぷり みやき町、地域の癒しに
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