桜の後はツツジが楽しめる高尾山公園

 伊万里市で唯一の漁港の町、波多津町の海に面したところにある高尾山。標高79メートルの山頂周辺は自然公園の高尾山公園として整備されていて、山頂には古来から海上安全、大漁祈願、五穀豊穣ほうじょうの神として崇拝されてきた金比羅宮がまつられています。

 園内の展望台からは、北に弘法大師空海がその美しさに思わず筆を落としたとの逸話が残る「いろは島」、西に伊万里市と橋でつながる長崎県松浦市福島、南に伊万里湾、などさまざまな眺望が楽しめます。玄海国定公園にも含まれています。

 昭和の頃にはソメイヨシノが千本を超えていたといい、市内随一の桜の名所としてたくさんの花見客でにぎわっていました。台風の被害や老木化で荒れかけたり、雑木が茂って見晴らしがきかなかったりしたこともあったそうですが、住民のボランティアで桜の植樹などの整備が進められました。今では春先から菜の花、桜、ツツジが続けざまに咲くようになっています。見事な眺望だけではなく、地元の尽力によって再び花見スポットとして楽しむことができます。

(地域リポーター・中尾良樹=伊万里市山代町)

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