町政継続か刷新か-。4日に投開票される三養基郡みやき町長選は、現職と新人が激戦を繰り広げている。6月にオープンする予定の「メディカルコミュニティみやき」の活用策や町財政の在り方などについて舌戦を展開し、支持を訴えている。

 現職で5期目を目指す末安伸之候補(64)=4期、簑原=は「町民の暮らしと命を守る」をスローガンに、新型コロナウイルス対策の充実などに言及している。街頭での演説に力を入れ、地区公民館前などで、多い日には20回近く実施している。集まった町民に直接、政策を伝えている。

 1日に事務所前で開いた総決起集会には、周辺の首長や地元県議、町議ら約500人(陣営発表)が参加した。末安候補はコロナ対策について「地域の医療機関と協力し、信頼できるかかりつけ医でワクチンの個別接種ができる『みやきモデル』ともいえる体制を確立している」と強調した。

 ふるさと納税の運用を含めた町財政に関し「町がつぶれるというのは全く間違った情報」と否定。メディカルコミュニティの運営に関しては「ランニングコストにはテナント料を充てる」との考えを示し「未病の町づくりに引き続き取り組みたい」と声をからす。

 新人で前町企画調整課長の岡毅候補(50)=東尾=は「みやきを取り戻す」と主張し、刷新の必要性を強調する。総決起大会は実施せず、街頭での訴えに注力。元北茂安町長の赤司久人氏や元三根町長の今井学氏が選挙カーに同乗し、1日約15カ所で演説を行うなどして浸透を目指す。

 告示前の24日に開いた「女性の集い」に約300人(陣営発表)が参加するなど、女性の姿が目立つ。岡候補は現町政について「住民不在の無駄遣いがとまらず、必要な施策が実施されていない」と主張。メディカルコミュニティなどを念頭に「ハコモノ行政から決別すれば、買い物支援や乗り合いタクシーなど本当に町民が望んでいる施策が実現できる」とする。

 商工業や農業への支援が乏しいと捉え「これからは人材育成が重要になる。商工業や農業など各分野のリーダーを育てることで、自立した町政につなげていきたい」と強調している。(瀬戸健太郎)

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