「感覚マップ」を披露し合う参加者ら

 視覚障害への理解を深めるオンラインプログラム「ダイアログ・イン・ザ・ダーク オンラインスタディ」が3月26、27の両日、佐賀県内の子どもたちを対象に開かれた。高校生ら約20人が参加し、自己紹介のあと「感覚マップ」と呼ばれる、五感を使って説明する地図を作り、お気に入りの場所を紹介し合った。

 ダイアローグ・ジャパン・ソサイエティ(志村季世恵代表理事)が主催。視覚障害があるスタッフの檜山晃さん(40)と瀬戸洋平さん(39)が画面に登場し、進行を務めた。自己紹介では好きな匂いを尋ねられた学生らが「新品の服の匂い」「さびた鉄の匂い」などと答え、盛り上がりをみせた。

 プログラムの後半では感覚マップの作成に挑戦。参加した田中聡さん(13)=筑紫野市=は「視覚以外の感覚も使っていることを意識できた。感覚に興味がわいた」と話した。檜山さんは「感覚マップはまだ完成ではない。これからもたくさんの発見をして、アップデートして」と呼び掛けた。

 同団体は2016年から、県と協働で対面式のプログラムを開催しており、これまでに2千人以上が参加。障害理解の促進に努めている。(中島野愛)

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