税抜き価格と税込み価格の併記を始めたアルタ・ホープグループの店舗。値上げと受け取られないよう、これまで表示してきた税抜き価格を大きく表記している=佐賀市開成

 店頭での商品やサービスに税込みの価格を示す「総額表示」の義務化が1日、始まった。佐賀県内でも、スーパーなど小売店の店頭の商品の値札には税込み価格が表示された。分かりやすさを重視して総額だけを表示する店舗がある一方、「値上げ」と誤解されて買い控えにつながらないよう税抜き価格との併記を選ぶ店も見られ、消費者の反応を気にしながらのスタートとなった。

 佐賀市内にスーパー4店舗を構えるアルタ・ホープグループは、3月31日までに値札の付け替え作業を済ませた。これまでの税抜き価格のみの表示から、税込み価格も併記する表示に変更。価格が高くなったように見えるため、値札にはこれまで表示してきた税抜き価格の方を大きく表記して、「値上げ」と受け取られないよう神経を使う。

 開成店を訪れた常連の70代の女性客は「消費税の計算を頭の中でしなくて済むので助かる」と歓迎する。開成店の井手豊店長(43)は、1月からの値札の付け替え作業の大変さを振り返りつつ「3月からはチラシも(税込み、税抜き価格を)併記している。分かりやすくなって買い物がしやすくなるのでは」と話した。(志波知佳)

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