山口祥義知事(前列中央)と1日付で佐賀県に出向したANAグループの社員ら関係者=県庁

 新型コロナウイルス下の佐賀県とANAの連携企画の一環で、新たにANAグループの社員9人が1日、県と佐賀市、西松浦郡有田町に出向した。グループから県内自治体への出向は計12人になり、観光や企画などの部署に配属される。任期は県が2年程度、2市町は1年程度の見通し。

 既に県に出向している3人に加え、1日付で新たに県に6人、佐賀市に2人、有田町に1人が出向した。12人は20~50代の男女で、配属先は県は広報や観光、スポーツ振興などの部署、佐賀市は観光振興課と国際課、有田町は商工観光課となっている。

 県は社員同士や受け入れ自治体間、ANAグループとの相互連携を図るため、社員ら関係者でつくる「TEAM SAGĀNA(チームサッガーナ)」を1日付で発足させた。県庁であった式典には社員12人が出席し、山口祥義知事から委嘱状とロゴ入りのジャンパーを受け取った。

 山口知事は「コロナで大変な中、出会えた奇跡に感謝したい。前向きに自然体で頑張っていただきたい」と激励。全日空の客室乗務員で、県まなび課に配属された渋谷美和さんが「社員一同の感謝の形として、皆さんと未来づくりに取り組んでいく」と述べた。

 受け入れる社員の人件費は、各自治体がそれぞれの枠組みで負担する。ANAは新型コロナ下の業績悪化を背景に企業や自治体への出向を進めており、現在は全国で400人超が出向している。(円田浩二)

 

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