宣誓の言葉を述べる新入行員の代表者=佐賀市の佐賀銀行本店

新入社員を代表して松尾哲吾社長(右)から辞令を受け取る福山拓也さん=佐賀市多布施の松尾建設本店

 新年度のスタートに合わせ、佐賀県内の各企業が1日、入社式を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大でビジネス環境が大きく変わる中、新入社員たちは変化を恐れず挑戦することを誓い、役員や先輩らが門出を祝った。保護者たちがオンラインで観覧するなど、コロナ禍のニューノーマル(新常態)に合わせた取り組みも目立った。

 ○…佐賀銀行(佐賀市、坂井秀明頭取)が本店で開いた入行式には、男女計54人が臨んだ。坂井頭取は自らの入行当時の失敗談を振り返りつつ、「失敗を恐れずチャレンジを繰り返すことで成長し、多くのイノベーションをもたらして」と激励。新入行員を代表し、本店営業部に配属される川内野由季さん(22)が「コロナの一年を通じて当たり前の日々のありがたさを知った。お客さま一人一人に真剣に向き合い、地域の発展に貢献したい」と宣誓した。

 同行への理解を深めてもらおうと、今年は初めて保護者の観覧を実施し、密集を避けるためにビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でも視聴できるようにした。式典会場そばのスクリーンで長男の晴れ姿を見守った村上京子さん(50)=福岡県太宰府市=は「会社の雰囲気も分かったし、トップが『失敗してもいい』と後押ししてくれたのは、家族としても安心した」と話した。(大橋諒)

 

 ○…松尾建設を含むマツオグループの入社式は、佐賀市多布施の松尾建設本店で開かれた。昨年より5人多い新入社員29人が緊張した面持ちで社会人としての第一歩を踏み出した。

 式では、松尾建設の松尾哲吾社長が130年以上にわたって成長してきた社の歴史に触れ、「フレッシュな感性やチャレンジ精神を持ち、新しい風を吹き込んでほしい」と激励した。新入社員を代表して決意を述べた福山拓也さん(25)は「地域に根差した会社の社員として、責任感を持って地域の役に立つ仕事をしたい」と話した。

 新型コロナウイルスの感染防止を意識し、宮島醤油(唐津市)は、オンラインで複数会場をつないで入社式を実施した。(中島佑子)

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