閉館する唐津市民会館

唐津くんちの映像とともに囃子を披露した唐津曳山囃子保存会=唐津市の唐津市民会館

3曲の囃子を披露した唐津曳山囃子保存会=唐津市の唐津市民会館

 50年にわたって親しまれた唐津市民会館の閉館セレモニーが3月30日、開かれた。関係者ら約160人が参加し、文化発信の拠点の閉館を惜しんだ。

 式典で峰達郎市長が「文化芸術の鑑賞やそれを担う人材育成の場として、唐津に欠かせない拠点として市の発展の一翼を担ってきた」とあいさつ。唐津曳山囃子(やまばやし)保存会はくんちの映像をスクリーンに映しながら三つの囃子を演奏し、市民合唱団も「唐津市歌」を高らかに歌って閉館への思いをささげた。

 市民会館は1970年10月に開館。唐津市出身の建築家村野藤吾(1891~1984年)を技術顧問に招き、緞帳(どんちょう)には「唐津神祭行列図」を原画にしたおくんちの光景が広がっている。当初は結婚式場としても使われており、これまで836万人、曳山展示場は429万人が利用した。老朽化のため曳山展示場とともに同規模での現地建て替えを進めており、2025年度に完成する予定。(横田千晶)

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