唐津市厳木町本山地区の元区長の男性(81)が、地区住民から集めた積立金を着服していた問題で、唐津署が業務上横領の疑いで佐賀地検に書類送検したことが30日、分かった。

 書類送検は26日付。容疑は男性が区長を務めていた際、区民から集めた積立金を本来入金するはずの区の定期預金に入れず、着服した疑い。唐津署によると、男性から任意で話を聞き、容疑を認めているという。同署と佐賀地検は捜査に支障があるとして、着服した時期や金額などを明らかにしていない。

 男性は2001年、区長に就任。当時、三つの口座に入れていた公民館の修繕費や神社の維持費などを02年までに全額引き出し、03~18年も積立金を着服したことが19年6月に発覚した。区民によると着服の総額は約1500万円に上る。区民は唐津署に被害届を提出し、21年2月に受理された。全額返金を求めたが、男性は破産手続きを進め、同2月に地裁唐津支部に破産が認められている。

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