臨時の有田陶器市委員会後の会見で、開催決定を発表した深川祐次委員長(右)と松尾佳昭町長=西松浦郡有田町の大有田焼会館

 ゴールデンウイークに開かれる全国有数の焼き物市「有田陶器市」(西松浦郡有田町)を主催する有田商工会議所は30日、今年の開催を決定した。新型コロナウイルスの感染状況によっては、中止を判断する場合があるとしている。昨年はコロナ禍で中止しており、開催されれば2年ぶりになる。オンライン販売の「Web有田陶器市」は昨年に続き実施する。

 窯業や商工関係者、町、住民代表ら34人が出席した臨時の陶器市委員会で、開催を決めた。委員会後の会見で、有田商議所会頭で同委員会の深川祐次委員長(63)は「コロナ対策を徹底して開くことを決定した。伝統的な陶器市の火を消してはいけない」と話した。「焼き物業をなりわいとする人が多く、陶器市期間中の売り上げが高いこと」を開催理由に挙げた。

 日程は4月29日~5月5日。人出は126万人(主催者発表)を集めた2年前の7割に当たる85万人、陶磁器関係の出店は1割減の約400店舗を見込む。

 コロナ対策は専門家の助言を受けた上で策定した。参加店に対策の誓約書を義務付け、来場者には公営駐車場か案内所で検温済みのタグをつけてもらう。会場間を結ぶシャトルバスは中止する。歩行者天国となるメイン通りなどでは飲食を既存店内に制限し、食べ歩きを規制する。代替策としてアリタセラ(有田焼卸団地)に販売所を設けるが、飲食は各自の車中でとり、ごみは持ち帰ってもらう。

 Web陶器市は、昨年の129店を上回る162店が参加を予定する。今年は有田町による送料負担は行わない。(古賀真理子)

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