九州電力は30日、2021年度の玄海原発(東松浦郡玄海町)の核燃料などの輸送計画を発表した。1、2号機の廃炉に伴い、使っていない核燃料を再利用するため、米国の燃料成型加工工場に運ぶ。未使用の核燃料を搬出するのは九電として初めて。

 搬出するのは1、2号機合わせて108体。米国の工場で燃料を解体し、ウラン粉末を円柱状に焼き固めた「ペレット」を再び粉末に戻す。粉末は国内の工場で再びペレットに戻し、核燃料に組み込む。新たな核燃料は九電が再利用する。

 このほか、低レベル放射性廃棄物はドラム缶1384本分を低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県)に搬出する予定。使用済み核燃料の搬出と新燃料の搬入は行わない。

 玄海原発の使用済み核燃料を貯蔵するプールには現在、3号機は容量1050体に対して730体、4号機は同1504体に対し1232体、1号機は同324体に対し256体、2号機は同400体に対し282体が保管されている。(中村健人)

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