武雄市北方町の高野寺で、早咲きのシャクナゲが満開になっている。例年より10日ほど早く咲き始めた白やピンクの花が、日本庭園を彩っている。
江戸時代の元禄年間の古文書にある記述を元に整えた庭園に、約20種1千株のシャクナゲを育てている。今月中旬から咲き始め、今が見頃。朱色の多宝塔につながる山肌に白や薄紅のかれんな花が咲き、紅葉の新緑に映える。ピンクのしだれ桜も競うように咲いている。
早咲きの見頃は4月初めごろまでで、中咲き、遅咲きと続く。拝観料は500円。問い合わせは同寺、電話0954(36)3616。(小野靖久)