ポスター部門で県知事賞に輝いた荒谷さよ乃さんの作品

県知事賞の賞状を手に笑顔を見せる荒谷さよ乃さん

 「第13回ネットの安全・安心けいはつコンクール」(同実行委主催、佐賀新聞社など後援)のポスター部門で、佐賀女子高3年の荒谷さよ乃さん=伊万里市=が最高賞の県知事賞に輝いた。ビデオ会議システムでコミュニケーションを取る家族の様子を描き、ウィズコロナ時代のネット利用で明るい希望を示すメッセージ性が評価された。

 荒谷さんは高校では美術コースに在籍し、同コンクールには毎年参加している。今回の作品は、上部に若い夫婦と孫、下部に祖父母と猫を配置し、ビデオ会議システムで“再会”している様子を描いている。キャッチコピーは「離れていても つなぐ心」。「ネットの危険を教える作品だけでなく、ネット利用の楽しさを伝える作品もあっていい」とリモートワークをする両親から着想を得た。

 春からデザイン学科のある県外の大学に進学する。今後、家族や愛猫とこうして連絡を取れたらという願望も込めたと言い、「離れているからこそ『今どうしているかな』と身近な人に思いをはせることができ、気持ちの絆はずっと強くなると思う」と話す。

 今年はオンライン表彰式が行われ、関係者や受賞者のコメント、作品を紹介する動画が公開された。同コンクールの陣内誠実行委員長は「今年はコロナの影響でICT機器の利活用が広がった。より一層、ネットを安心して使える環境づくりに努めたい」とあいさつした。

 コンクールは情報モラルやセキュリティーについて考えてもらおうと実施し、今年はポスター、動画、感想文部門に927点の応募があった。(中島野愛) 

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