「地域に貢献できる商品を生み出し、社員が誇れる会社にしたい」と語る山口篤樹社長=多久市の山口産業

 私たちは多久市に本社を構え、テントハウスの総合メーカーとして「膜」を切り口に幅広い事業を展開しています。

 商品は産業用が7割強を占めていますが、一つの分野に特化しているわけではありません。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、医療用や高級キャンプ「グランピング」用など、新たな需要に応える製品開発を進めています。

 社内にさまざまなプロジェクトチームを立ち上げており、建物の外壁を装飾する「ファサードプロジェクト」、透光性があるETFEフィルムを活用した建築表現、牛舎や農業用テントの製品化などにもチャレンジしています。

 新型コロナの収束はいまだ見通せず、この状況下でやれることをやるしかないと思っています。関東地域では、お客さまを訪問するのが難しく、山口産業の名前をいかに知ってもらうのかが課題です。佐賀県内の高校生の採用にも力を入れており、ウェブやSNSなどを活用し、認知度を高めていきたいと思っています。

 創業50年となる2025年に年商50億円を達成することを目標に掲げています。地域に根ざして起業した会社だからこそ、医療用や災害用など地域に貢献できる商品を生み出し、社員が誇れる会社にしていきます。(中島佑子)

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