ロケでスタッフに意図や指示を出す小島淳二監督=有田町の有田工高

 武雄市出身で映画監督やCMディレクターディレクターとして活躍する小島淳二さん(54)の映画「あこがれの色彩」のロケが、有田町などで行われている。小島監督による県内ロケは2作品目で、28日には同町の有田工高でのシーンが報道陣に公開された。

 作品は絵画好きな13歳の女子が、父親の部屋をのぞける穴を見つけ、ひかれていた女性の陶芸家と父親の裏切りを知り、ある計画を練る物語。2018年の長編映画「形のない骨」に続く県内ロケで、25日~4月3日に同町や伊万里、武雄両市で、8月にも唐津市などで予定する。

 有田工高では、27日に生徒22人がエキストラで参加。28日は主人公が通う絵画教室のシーンが撮られた。窯元などでも撮影される。

 撮影場所を選んだ理由について「有田焼など焼き物の伝統もテーマにしたかったので、有田をベースにした」と小島監督。「細かい仕掛けによって観る人がどんどん物語に入っていけて、見終わった時にメッセージが伝われば」と作品への思いを語った。

 主人公の中島セナさん(15)は「私も絵が好きなので、心情をより表現できたら」と意欲を示した。22年春に公開を予定している。(古賀真理子)

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