モーツァルトの協奏曲を奏で、会場の拍手を受ける坂本リサさん(手前左)と彩さん=唐津市民会館

モーツァルトの協奏曲を奏でる坂本リサさん(手前左)と彩さん=唐津市民会館

 31日に半世紀の歴史に幕を閉じる唐津市民会館のお別れイベント第1弾として、日本フィルハーモニー交響楽団(日フィル)の演奏会が25日夜、大ホールで開かれた。唐津ゆかりのピアニスト坂本彩さん・リサさん姉妹が美しい音色で会場の420人を魅了した。

 日フィルは1978年から、同会館で九州公演を続けてきた。今回の公演は「ありがとう市民会館」と銘打ち、日フィル・コンサートマスターの扇谷泰朋さんをリーダーに精鋭メンバー20人が出演した。客席を半数にするなどコロナ対策を取った。

 オール・モーツァルト・プログラムで前半の「2台のピアノのための協奏曲K365」に姉妹は出演。流麗なタッチと息の合った掛け合いで、会場は華やかな響きに包まれた。後半のディベルティメントK136や交響曲第40番は日フィルメンバーが精緻なアンサンブルを披露した。

 日フィルの後藤朋俊常務理事(59)は「長年の会場だった市民会館の最後に演奏ができて感慨深い。新会館でも九州公演に使わせていただきたい」と話した。

 30日午前10時から、市主催の閉館セレモニーなどが行われる。(成富禎倫)

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