技能グランプリで内閣総理大臣賞に輝いた金武節子さん(左)と敢闘賞を獲得した植松健一さん(右)。山口祥義知事から賞状を受け取った=県庁

 愛知県で2月に開かれた「第31回技能グランプリ」(厚生労働省など主催)で、婦人服製作の職種に出場した金武節子さん(77)=有田町=が金賞に輝き、繊維部門で最高の内閣総理大臣賞に輝いた。金賞受賞は県内で12年ぶり、同大臣賞は初めての快挙で、金武さんは「応援していただき、全力を尽くすことができた」と喜んでいる。

 技能グランプリは、1981年度から始まり、現在は2年ごとに開催。金賞は全28職種から1人ずつ選ばれ、全職種を分類した4部門の各1人に内閣総理大臣賞が贈られる。今回は全国から一級などの技能士344人が参加した。

 金武さんは有田町内に店を構え、50年以上にわたって婦人服の製作を手掛けている。4回目のグランプリ挑戦となった今回は、10時間の制限時間でジャケットを製作した。生地の裁断やミシンでの縫合と食事以外は立ったまま作業し、「時間配分が大変で思うようにいかない部分もあったけれど、襟や袖付けがうまくいった」と振り返る。

 受賞を受け、「技術に終わりはなく、生涯現役でやっていきたい。若い人に継承していくために、ものづくりの良さを伝える活動をしていきたい」と話した。

 県勢はこのほか、東亜工機に勤めている植松健一さん(28)=鹿島市=が旋盤で2度目の敢闘賞を獲得した。金武さんと植松さんは23日に県庁を訪れ、山口祥義知事に受賞を報告。山口知事は「ものづくりは大事な佐賀県のお家芸。今後も皆さんと盛り上げていきたい」と述べ、功績をたたえた。(円田浩二)

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