山野草が引き立つ、優しい色味の花器が並ぶ川口武亮さんの作品展=唐津市北波多の草伝社

 有田町の陶芸家川口武亮(たけりょう)さん(47)による花器を中心とした個展が、唐津市北波多の草伝社で開かれている。マツやわら灰など自然の色合いを取り込んだ釉薬(ゆうやく)が魅力的で、野の花を引き立てる。28日まで。
 川口さんは有田町出身。伊賀の番浦史郎氏や花岡隆氏に師事し、2005年に独立した。今回は一輪挿しや水盤、ぽってりとした丸形など多彩な花器約100点が並ぶ。これまでは実用的な食器が中心だったが、茶道や生け花の教室に通い、3年ほど前から花器に注力して制作を進めてきた。
 「花器は自由度が高くて、質感の幅が広がった」と川口さん。「自然が作った草花の色には勝てない。人工的な顔料ではなく、自然の材料を使って花が映えるようにした」と話す。
 摘み取った花を用意しており、実際に生けて気に入った品を選べる。問い合わせは草伝社、電話0955(64)3540。(横田千晶)

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