先月、子どもが学校から県産食品をもらってきた。嬉野茶にレトルトの「佐賀牛カレー」、最後は「鯛(たい)めしの素」。佐賀牛カレーは、牛肉が口のなかでほろほろ溶ける。炊き込みご飯の鯛めしは海の香りがした◆コロナ禍で苦しむ生産者を支援しようと、佐賀県が実施している事業の一つ。おいしく食べて応援になる。なかなかいいアイデアだ。時間を見つけて食べに行きたい◆きのうの本紙の特集面に、本年度の食育標語コンクールの受賞作が紹介されていた。最優秀賞に選ばれたのは堤奏介(そうすけ)さん(麓小1年)の「なんだっけ忘れちゃったよイヤなことかこむ食卓あふれる笑顔」。その日嫌なことがあっても、おいしいものを食べれば忘れられる。やけ食いは良くないが、食事は明日への活力。人は自分の命をつなぐため、食べることで幸せを感じるようにできているのだと思う◆佳作には「牛年だ佐賀牛もーっと食べたいな」「のり食べてイカまで食べて牛も食う」。選には漏れたが、「コロナでも食べて応援佐賀ん食」など県産品を応援する作品も目立った◆ごちそうさまは、漢字で書くと「ご馳走さま」。来客をもてなすため、走り回って食材をそろえてくれたことへの感謝を表す。いただいた県産食品にもたくさんの人の思い、労力が詰まっている。感謝を込めて「ごちそうさまでした」。(義)

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