視覚障がいの人にも読書を

 「点字」を知っていますか。視覚(しかく)に障(しょう)がいのある人が指で触(ふ)れて読み取る「文字」です。
 炊飯(すいはん)器のボタンやビールの缶(かん)の上にポツポツ、点字は身近にあります。「日本点字図書館」は本間一夫さんにより、太平洋戦争が始まる前の年に設立(せつりつ)されました。今では全国に点字図書館があり、点字図書や録音図書を貸(か)し出(だ)しています。佐賀市(さがし)内にもあります。
 本間さんは5歳(さい)の時、病気で視力(しりょく)を失います。点字を知る前は、物語を聞くことが楽しみでした。学生時代から点字図書館の設立(せつりつ)を夢(ゆめ)みて、点字の本を買い集めました。図書館ができてからは、点訳(てんやく)ボランティアを育成して本を作っています。ボランティアは全国に広がりました。
 障(しょう)がいがあっても読書をしたいと思っている人は大勢(おおぜい)います。寝(ね)たきりや文字を読むのが困難(こんなん)な人に、文字と音で読書ができる「マルチメディアデイジー」が県立図書館にあります。誰(だれ)もが読書を楽しめるようにと思っています。(司書ネットワーク課 友田ゆうこ)


【ほかにもこんな本をおすすめ!】

▽点字はじめの一歩
 黒崎 恵津子/著 汐文社
▽ヘレン・ケラー物語
 東 多江子/文 講談社
▽小中学生のための障害用語集
 柘植 雅義&「インクルーシブ教育の 未来研究会」/編著 金剛出版

 

 【図書館へ行こう】
 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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