林田夏葉さんが書いた祖父宛ての暑中見舞いのはがき(提供)

林田夏葉さん

 日本郵便(にっぽんゆうびん)の「はがきでコミュニケーション全国発表大会(ぜんこくはっぴょうたいかい)」で、唐津市(からつし)の鏡山小(かがみやましょう)5年(ねん)の林田夏葉さんによる祖父宛(そふあ)ての暑中見舞(しょちゅうみま)いが、九州(きゅうしゅう)・沖縄(おきなわ)ブロック最優秀賞(さいゆうしゅうしょう)に選(えら)ばれました。祖母(そぼ)が昨年他界(さくねんたかい)し、コロナ禍(か)で会(あ)う機会(きかい)が減(へ)った一人暮(りぐ)らしの祖父へのやさしさが伝(つた)わります。
 日本郵便(にっぽんゆうびん)は小学生(しょうがくせい)を対象(たいしょう)に、送(おく)ったはがきと返事(へんじ)のやりとりを募集(ぼしゅう)。応募総数(おうぼそうすう)は3348点(てん)で、各(かく)エリアの最優秀賞を15点表彰(てんひょうしょう)しました。
 林田さんの応募(おうぼ)は2回目(かいめ)。北九州市(きたきゅうしゅうし)に住(す)んでいた祖母(そぼ)と3年間文通(ねんかんぶんつう)し、昨年(さくねん)は祖母に向(む)けて嬉野温泉(うれしのおんせん)に行(い)った思(おも)い出(で)をはがきに書(か)き、九州(きゅうしゅう)ブロックの優秀賞(ゆうしゅうしょう)に。その祖母が昨年亡(な)くなり、唐津市内(からつしない)で一人暮(りぐ)らしを始(はじ)めた祖父(そふ)の一生(かずみ)さん(71)に「元気(げんき)を出(だ)してもらいたい」とはがきを届(とど)けました。
 「今(いま)ははなれていることが大切(たいせつ)な人(ひと)を守(まも)る事(こと)になるんだって。おじいちゃんも気(き)をつけてね」と気遣(きづか)う文面(ぶんめん)で、一生(かずみ)さんは「家(いえ)がシ~ンとしているよ」と寂(さび)しい胸(むね)の内(うち)を明(あ)かしています。
 「LINE(ライン)とは違(ちが)って、はがきは本当(ほんとう)の気持(きも)ちが伝(つた)えられると思(おも)う。文字(もじ)が上手(じょうず)になったり自分(じぶん)の成長(せいちょう)も伝わったりするから」と林田さん。「おじいちゃんは仕事(しごと)が忙(いそが)しそうで返事(へんじ)が来(く)ると思(おも)ってなかった。もっと会(あ)いに行(い)けたらいいな」とはにかみました。(19日付18面・横田千晶)

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