累積でフルマラソンを完走した飯盛宏二郎さん=佐賀市松原

 「自分でコースをカスタマイズできるのはいいですね」。佐賀市の飯盛宏二郎さん(34)は、累積でのフルマラソンに挑み、桜の美しさや身近な風景を楽しみながら走った。「普段行かない場所を走ることが、新しい発見につながった」。地元を知るいい機会にもなったようだ。

 飯盛さんはフルに1度、ファンランに3度出場したことがあり、今大会はオンラインでの開催に興味が湧いてエントリーした。「フルは趣味程度の人にとって勇気がいるけど、分割して休めるのでハードルが下がった」と話す。

 仕事終わりや休日に佐賀市内を走り、約30キロまで距離を重ねた。ただ走るだけではなく、県公式のウオーキングアプリ「SAGATOCO(サガトコ)」を使ったスタンプラリーにも参加し、一挙両得の自分流のマラソンに“カスタマイズ”した。

 23日は佐賀バルーンミュージアムを出発し、長崎街道や佐賀城、母校周辺を通るコースを選び、残りの約12キロを走りきった。通学路の変化や、当時と変わらない場所などを見て、「懐かしい気持ちになった」と飯盛さん。「累積だが達成感を味わえた」と、オンライン形式が今後も選べるようになることを期待した。(草野杏実)

このエントリーをはてなブックマークに追加