4月から中学校に進む子どもに新品のヘルメットを手渡すスマイルキッズの福島めぐみさん=佐賀市

 一人親家庭などを支援する一般社団法人「スマイルキッズ」(佐賀市、福島めぐみ代表)が、4月に中学校へ進学する子を持つ一人親家庭に学用品などを贈呈した。佐賀市内の16家庭に贈り、家族は安堵(あんど)したように笑顔を見せた。

 赤い羽根共同募金から30万円の配分を受け、通学用ヘルメットやスクールバッグ、靴下や文房具類など新入生1人当たり約2万円分を贈った。子どもの進学へ向けて親にもエールを送ろうと、「エール米」と名付けた米5キロもプレゼントした。

 中学入学時には制服や体操服、校則に合った靴やレインコートなども必要になり、通学用の自転車も購入すると費用は10万円を超える。市教育委員会が世帯の状況に応じて支給する就学援助の新入学用品費6万円で賄うことは難しいという。

 福島さんは「大人は『まだ使える』とリサイクルショップやお譲りで得た学用品を子に渡してしまうが、新品を欲しくても言えない子もいる」と思いやる。

 一人息子が小学校を卒業し、学用品を受け取った40代の女性は「本当は新品を渡してあげたいと思っていた。ほっとした」と涙を浮かべた。息子は「中学では国語と数学を頑張る。部活にも入ってみたい」と目を輝かせていた。(花木芙美)

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